半分の月がのぼる空―looking up at the half‐moon (電撃文庫)
橋本 紡
アスキー・メディアワークス
2003-10





ライトノベルから黒髪を紹介していなかったので、里香ちゃんを紹介しておこう。もう12年前の作品なのですね。
もはやライトノベルでは古参ですね。

このころのライトノベルはまだ激しい萌えなどを意識したピンク色があまりなかった時代、落ち着いていた時代です。

ヒロインの秋庭里香は幼少期から心臓病に犯され病院生活。虚弱な身体でありながら言動や行動はやや粗暴なところがあります。しかし、そんな彼女も偶然入院してきた主人公との出会いで次第に変化していきます。
この作品のいいところとして無駄にエロに媚びないという点、そして綺麗事ばかりではないという点です。切ないところは切ないし、どうしようもないシーンとかもあります。主人公もライトノベルやエロゲにありがちな完全超人ってわけではないので、時に精神的に苦しんでしまうところも良いです。

また、主人公とヒロインが交流していく中でまわりの人間関係が変わっていくところも見どころです。決してモブがただのモブで終わることはありません。

文庫化、アニメ化、映画化……と様々なメディアになっている本作ですが、やはり作品の完成度としてはとても高いです。

全8巻(本編6巻+短編2巻)でけっこうすぐに読めるのも魅力。
読み終わったらなんともいえない気持ちになります。

やっぱり入院ぐらしの病弱少女となると黒髪になりますよねぇ。本編を読んでいく中で里香がどうして粗暴な性格なのかというのも少しずつわかってきますし、里香のそんな態度も変化していきます。

是非とも読んで欲しいですね。

7日目おわり。適当だけど勘弁を。

☆キャラプロフィール
秋庭里香(あきばりか)
特徴:病弱少女だが、幸が薄そうな雰囲気ではなく、ワガママで強気。この態度が主人公との関わりの中でどのように変化していくのは実際に読んで確かめてください。